「(出演者がそろって台本を読み合わせする)本読みが苦手で、あまり舞台をやりたくなかった。でもなぜか、蜷川さんに引き込まれるようにして『やります』と。ふたを開けたら、すごい楽しくて。それまでお芝居を表面的に見ていたけれど、追求したいと思うようになったんです」
厳しくも愛のある蜷川塾を体験したことで、演技の奥深さに気づいた。その後は「アンフェア」シリーズなどヒット作に多数出演し、実力派女優の地位を確立。来年で芸能生活30周年を迎える。
「『人魚の眠る家』は、最初はためらったけど、すごい勉強になって、向上心をさらにかきたててくれた。転機の作品の一つだったのかも。これからも躊躇(ちゅうちょ)するのではなく、いろんなことに挑戦していきたい」。女優として、妻として、母として、芯の強い女性像を磨いていく。
★愛息も将来は役者!?「本人がやりたいなら」
私生活では「ずぼらな性格なので、いつもすっぴん」と告白。テレビに映る母の姿を見た息子からは「『実物と違う。学校に来るときも、メークしてきてよ』といわれます」と笑った。裏方を含め撮影現場の苦労を見せるため、仕事場にときどき息子2人を連れて行く。もし両親と同じ道に進むことになったら?と聞くと、「夢を見つけるのはうれしいこと。本人がやりたいというなら」と愛息の意思を尊重した。