ド派手指導者デビュー!! 昨年現役を引退し、現在は米大リーグ、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチローさん(47)が4日、甲子園春夏3度の優勝を誇る智弁和歌山高で臨時指導を行った。今回がアマチュア球界での指導者デビュー。2日から3日間行われ、最終日のこの日はフリー打撃で柵越えを連発するなど、日米通算4367安打を放ったイチローさんらしい熱血指導を披露した。
うおー!! すげー!! マジか!? 智弁和歌山高のグラウンドに歓声とどよめきが起こる。指導者でもイチローさんはすごかった。生徒たちのキラキラ輝く視線を浴びながら、ド派手に熱血指導。新たな夢が実現した3日間を終えると、選手へのエールに充実感をにじませた。
「とにかく、僕が伝えられることはこの3日間で伝えたので。期待しています。頑張って」
イチロー流を貫いた。1日目は動かず、選手を観察して、どういうことを教えるか考える日。2日目から実技指導に入り、最終日となったこの日はいよいよ選手と一緒になって練習をこなした。
午前11時33分からウオーミングアップとランニング。一塁ベース付近での走塁技術指導ではスタートの切り方、帰塁、心構えなどを伝えた。
「(リードを取る時)一回(重心を)下げることで見やすくなる」
「(盗塁は)スタートで全部、決まります」
「緊迫した時は全体を見る。筋肉が緊張するとパフォーマンスが下がる。それを避けたい。打撃でもリリースポイントだけを見ると緊張する」
技術論、精神論…金言のオンパレードだ。
ハイライトは昼過ぎからのフリー打撃。イチローさんは引退後もトレーニングを続けており、11月26日の新聞大会記念講演で指導について「一緒にできてなんぼなんですよ。一緒に走ったり、投げたり打ったり」と話していた通り、日米通算4367安打のすごさを発揮した。76スイングで場外弾を含む19本の柵越え。ヒット性41本を披露し、選手からは思わず「エグい!!」の言葉が漏れた。