五回、決勝本塁打を放った梅野(手前)を迎える矢野監督(左)(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、阪神8-7ヤクルト、24回戦、阪神13勝10敗1分、5日、甲子園)シーズンを通じて、得点力不足が課題と指摘し続けてきたが、Aクラスを決めた試合で、しぶとく、諦めない攻撃を見せてくれた。相手投手によるだろうし、毎試合打てるほど野球は簡単ではないが、この確率を少しでも上げることで、より上位を狙えるのだ。
技術はもちろん必要だが、この試合で感じられた「絶対に点を取る」「必ず逆転できる」という気持ちの部分は欠かせない。同じ姿勢で残り3試合戦って、今度は2位を確定してもらいたい。
悔しいシーズンではあったが、4球団に勝ち越したわけで、巨人と、特に東京ドームの巨人と互角以上に戦えば、優勝できる戦力であると証明できた。プラス思考で、前向きに受け止めて欲しい。
個人的には、本塁打王を争う大山。この時期に、そういう目標があること自体に自信を持ってもらいたい。打率3割を狙う近本。2安打しても「もう満足」ではなく、「もっと打とう」というタイプ。ぜひ3割をクリアしてほしい。2人の経験は、来季へ財産であり、来季優勝、打倒巨人への大きな力になる。(本紙専属評論家)