奥川が悪天候の中で力投。「バッティングパレス相石スタジアムひらつか」を訪れたファンを喜ばせた(撮影・矢島康弘)
ギャラリーページで見る ヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手(19)=星稜高=が11日、イースタン・リーグのDeNA戦(相石ひらつか)に先発し、今季最長の2回を1安打無失点に抑えた。プロで初めて、観客が入った試合に登板。降雨での中断や強風の悪条件にもめげず、3三振を奪った。直球は自身最速タイの154キロをマーク。3試合連続無失点とした高卒新人の投球に、ファンは拍手を送った。
雨風に負けず、ファンの存在を力に変えた。奥川は2軍のDeNA戦に臨み、今季3度目の登板で2回を1安打無失点。二回を三者凡退に抑えると、球場を包む拍手に表情を緩めた。
「お客さんが応援してくださって、より緊張感が高まった。(ファンの)ありがたさを感じながら投げることができた」
一回表のヤクルト攻撃中に約30分間、降雨で中断。登板前の奥川は外野を走って体を温めた。試合が行われた平塚市は10メートル以上の強風が吹き荒れる悪天候。マウンドではユニホームがはためくほどだった。
それでもプロ入り後初めて、雄姿をファンに届けた。1軍の試合は前日10日から有観客で実施。2軍のDeNA-ヤクルトはこの日から有観客で、奥川は同学年対決でファンを魅了した。