【ニューヨーク10日(日本時間11日)=竹濱江利子通信員】米大リーグのドラフト会議が始まり、タイガースが全体1位でスペンサー・トーケルソン内野手(20)=アリゾナ州立大=を指名した。
「一生忘れない瞬間だった。1位で指名されて最高の気分」
アリゾナ州立大で通算打率・337、54本塁打を記録した右の大砲。1年時には大リーグ1位の通算762本塁打を放ったバリー・ボンズ(ジャイアンツなど)が1983年の大学1年時にマークした25本塁打を抜く26本を放った。
2、3年時も順調に記録を伸ばしていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今季は中断。17試合で6本塁打に終わり、大学記録(58本)の更新は逃した。記録保持者は、大学の先輩で87年にヤクルトでプレーしたボブ・ホーナー。78年にドラフト全体1位指名でブレーブスに入団。1年目にメジャーデビューを果たし、米通算218本塁打。日本でも本塁打を量産し、ホーナー旋風を巻き起こした。
「ホーナーの再来」と言われるスター候補は「ベストを尽くしてチームの勝利に貢献したい」と喜びに浸った。
★大塚Jr.も指名候補
今年のドラフト会議は新型コロナウイルス感染拡大の影響で規模を縮小。例年は関係者が一堂に会して行われるが、この日はスタジオと球団幹部、候補選手の自宅をテレビ中継でつないで実施された。40巡目までだった指名が今年は5巡目までで、11日(日本時間12日)に2巡目以降が指名される。近鉄、パドレスなどで活躍した大塚晶文氏の長男でサンディエゴ大で活躍する虎之介外野手やテニスの元世界王者、アンドレ・アガシとシュテフィ・グラフを両親に持つジェイデン・アガシ投手兼内野手らが候補に挙がっている。
★大谷がエール
エンゼルスの大谷がドラフト会議の開催を前に自身のインスタグラムで球界の後輩にエールを送った。2012年秋のドラフトで日本ハムに入団した当時のものとみられる背番号11のユニホーム姿の写真を載せ、英語で「ドラフトはいつになっても特別なもの。今日、MLBで新たなキャリアが始まる全選手の健闘を祈ります」と記した。