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【小早川毅彦のベースボールカルテ】高校野球の球数制限と同様、ピッチャー返し対策も考える時期に来ている

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

高校野球の球数制限と同様、ピッチャー返し対策も考える時期に来ている

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小早川毅彦のベースボールカルテ
広島商・水岡の打球を受け、転倒する岡山学芸館先発の丹羽=2019年8月10日

広島商・水岡の打球を受け、転倒する岡山学芸館先発の丹羽=2019年8月10日【拡大】

 今年はピッチャー返しで負傷する投手が多いように感じる。夏の甲子園大会で、岡山学芸館の投手が10日の広島商戦の一回に左頬に打球を受け、病院へ搬送された。試合中に球場へ戻り、ベンチで声援を送っていたので一安心した。

 日本ハム・上沢は6月18日のDeNA戦で左膝に打球を受けた。左膝蓋骨骨折で全治5カ月。今季中の復帰は絶望だが、栗山監督によると「奇跡に近い」そうだ。いわゆる膝の皿が真っ二つに割れ、この程度で済んだ。細かく割れていたら、復帰まで2年くらいかかるそうだ。7月17日には日本での登板2戦目の巨人・デラロサが、左足に打球を当てて降板した。

 メジャーはパワーがある打者が多いので、けがの程度もひどくなる。2002年にドジャースへ移籍した石井一久は、同年9月に左前頭部を亀裂骨折。残りのシーズンを棒に振った。黒田博樹はドジャース時代の09年に頭部に打球を受け、その影響による首の痛みが何年も続いた。

 米大リーグ機構は14年に、打球から頭部を守る特殊な板を縫いつけた帽子の使用を認めたが、広まらなかった。実用的でなかったのだろう。

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  • DeNA・ソトの打球が直撃し倒れ込む日本ハム先発・上沢直之=2019年6月18日