会見で記念撮影に臨む巨人・松井秀喜新監督=23日午後、東京都港区(梶山裕生撮影) 松井監督誕生は歓迎する。むしろ遅いくらいだ。45歳あたりでやらせてよかった。なにをモタモタしていたのか、というのが正直な感想だ。
なんなら今年、阿部前監督から橋上代行にスイッチするのではなく、直に松井監督でもよかった。シーズン後半に監督業を学んでもらい、チーム事情をつかんでもらう。球団側には、そういう時間を与える手もあったのではないかな。
それでなくても今の巨人は、2位という順位にはそぐわないのが実情。投打とも駒がそろって万全の態勢を整えたので、さあどうぞ…と託される形ではない。松井監督自身にもプロ野球での指導経験はない。前途多難といわざるをえないし、火中の栗を拾う、との表現すら浮かぶほどだ。
それらを跳ねのけてでも、やってくれると、球団は踏んだのだろう。松井監督も引き受けた以上、相当厳しいことは覚悟の上だろう。これで優勝させるとはすごい才能だ、とたたえられるよう、頑張ってもらいたい。(サンケイスポーツ専属評論家)