23日にフランス・パリ近郊で発生した銃撃事件の現場で、捜査を行うフランス警察(ロイター) 実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏の妻で著述家の西村ゆか氏が24日、自身のXを更新。フランス国内で抗議デモに伴う暴動やパリ郊外での銃撃事件が相次ぐなか、深刻化する社会の分断に警鐘を鳴らし、現地滞在者へ警戒と安全確保を呼びかけた。
フランスでは10月に入り、教育環境の改善や物価高対策を求める高校生らの抗議デモが各地へ拡大。一部で大規模な略奪や放火などの暴動へ発展し、反移民感情や社会の分断に対する懸念が急速に高まっていた。そうした緊迫した情勢のなか、23日にはパリ郊外で死傷者を出す銃撃事件が発生した。
地元紙の報道によると、容疑者はフランス生まれの39歳男性で、第二次世界大戦時代のSTEN型短機関銃が使用されたとみられる。この事件でアフリカ系男性を含む少なくとも1人が死亡、北アフリカ系の人物や12歳の少女を含む複数人が負傷。国家反テロ検察が人種差別を動機としたテロ事件の疑いも含めて捜査を開始している。
フランス・パリで生活を送るゆか氏は一連の報道を引用し、「ある事柄による負の出来事の原因を、短絡的に考えることで、新たな暴力が生まれ、溝が深まるんだよね」と懸念を表明した。
さらに「明日も大規模なデモが予定されていて、急を要する用件がある場合を除き、市街地への外出を控えるようにと大使館から注意喚起のメールが来ている」と現地の切迫した状況を報告。「在仏のみなさま、それぞれ無事に週末を過ごされますように。私も近所でのんびり過ごす」とつづり、現地に滞在する人々へ無事と安全確保を呼びかけた。