勝利し撮影に応じる巨人・小笠原慎之介(撮影・萩原悠久人) (セ・リーグ、巨人6-1中日、17回戦、巨人9勝8敗、19日、東京D)巨人には、いい補強になったのではないか。小笠原の初登板は正直、予想以上の結果だった。
改めてじっくり見ると、球種が豊富だ。ナックルカーブを多投し、カットボール、スライダー、チェンジアップも駆使。それぞれ、コントロールが利いていた。
特にナックルカーブは、縦に大きく曲がるため、打者は嫌でもアゴが上がってしまう。目立って長身、という選手以外には打ちにくく、ややこしい球だ。そんなカーブの存在は、140キロ台中盤のストレートが効いた理由でもある。
ただし、変化球に頼りすぎて、変化球に狙いを絞って待たれたときは、危険と紙一重。ストレートの威力ももう一段、アップさせる必要がある。
また、中日の攻撃に助けられた面もあった。0-0の五回。先頭・石川昂が死球。続くボスラーの当たりは高々と舞い上がり、中堅左のフェンスを直撃。当然、二塁打と思いきや、ボスラーは一塁止まり。石川昂も三塁でストップしていた。1人生還してなお無死二塁…という状況になっていたら、展開も違っただろう。(サンケイスポーツ専属評論家)