俳優、岩下浩(いわした・ひろし)さんが4月8日午前9時31分、東京都内の自宅で老衰のため亡くなっていたことが12日、分かった。93歳だった。東京都出身。4月9日に親族のみで葬儀・告別式を行った。喪主は長男の岩下直樹(なおき)氏。
所属していた劇団民藝によると最後の舞台は2011年、藤沢周平原作「思案橋」の岩吉役。15年間の長期にわたり、脊柱管狭窄症で療養していた。
岩下さんは青山学院大学を卒業後、1957年に劇団民藝附属水品演劇研究所入所。59年に同期の卒業生とともに劇団青年芸術劇場を結成するも、67年に解散し翌年劇団民藝に入団した。
初舞台は58年「法隆寺」で、67年のNHK大河ドラマ「三姉妹」の土方歳三、68年の同「竜馬がゆく」は大久保一蔵、映画では82年「鬼龍院花子の生涯」などに出演していた。