勝利した武居由樹(左)=東京ドーム(撮影・蔵賢斗) プロボクシング・ダブル世界タイトルマッチ(2日、東京ドーム)セミファイナルのスーパーバンタム級8回戦で、再起戦となったWBO世界バンタム級前王者の武居由樹(29)=大橋=が、WBA世界スーパーバンタム級15位のワン・デカン(26)=中国=に2―0で判定勝ちした。
序盤こそ前に出てくる相手にステップで距離を取りながらジャブ、ストレートと上下に打ち分けていたが、3回から徐々に相手に押されてパンチを受けるシーンも。それでも6回は右フックなどを顔面に当てると、相手が後ろに下がり始め、連打を浴びせる姿もあった。終盤の7、8回はお互いに攻めて一進一退の攻防となっていたが、攻められるシーンも多くあった。
判定勝ちの武居由樹(右)=東京ドーム(撮影・萩原悠久人)それだけに判定を終えると会場からは「えー」と驚きの声のほうが多くあった。試合後のインタビューでは武居は「こんな大きな大会で大したことのない試合をしてしまって…ワン選手、強かったです」と振り返った。
武居は昨年9月14日に愛知・IGアリーナで同級1位だったクリスチャン・メディナ(メキシコ)の挑戦を受け、4回TKO負け。3度目の防衛に失敗し、王座から陥落した。9月末まで完全休養し、10月頭に練習を再開。再起戦はスーパーバンタム級となった。