広島・モンテロの飛球を落球する巨人・増田陸(撮影・渋井君夫) (セ・リーグ、広島-巨人、1回戦、7日、マツダ)真っ赤なスタンドが〝逆風〟を吹かせたか。昨季2勝10敗と苦しんだ〝鬼門〟のマツダスタジアム。阿部監督は「俺は好きだけどね」と、現役時代に通算2000安打を達成した同球場だけに気にしないが、チームには苦手意識が浸透している。
右翼方向への風速6メートルの強風に苦しめられたのは一塁で先発した増田陸だ。0-0の二回、広島・ファビアンが打ち上げたファウルフライを一塁線上でミットで弾いて落球する失策を犯した。直後に一塁ファウルゾーンに上がった飛球は、後ろに倒れながらなんとかキャッチした。
これで終わりではなかった。三回にはモンテロの飛球がマウンド付近へ。落下地点に入った増田陸だったが、風に流されたボールを再び落球。早くも2度目の失策となった。
2014年以降、同球場で勝ち越したのはリーグ優勝した24年(6勝5敗2分)だけ。広島に順位で上回るシーズンでも、なぜか敵地では思うように勝てない。来日1年目のウィットリーは「(広島は)真っすぐに強いバッターが多い。変化球もうまく交えながら投げるのが大事」と語っていたが、0-2の五回には左打者・大盛への直球が風に乗って右翼席へ飛び込む2ランとなった。(谷川直之)