6年半ぶりの新アルバムを発売する小野。東京国際フォーラム公演でも癒やしの音色を響かせる=東京・北青山 ボサノバ歌手、小野リサ(63)が4月8日に6年半ぶりとなる新アルバム「Sue Ann~アントニオ・カルロス・ジョビンへのオマージュ」を発売する。
2027年1月に生誕100周年を迎えるボサノバの創設者、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲をカバー。アルバムの共同プロデュースを務めたピアニスト、林正樹(47)のピアノと小野のギター&ボーカルによるデュオ編成でレコーディング。「一音一音に耳を澄まし、呼吸や余白までも感じながら、ジョビンの音楽が持つ繊細さと美しさに静かに向き合った」と振り返る。
小野の父と親交があり、日本にボサノバを紹介したサックス奏者、渡辺貞夫(93)が「ア・フェリシダーヂ」など3曲で参加。「貞夫さんの真っすぐに芯を貫く音色と醸し出す力強さや優しさには心から感銘を受けた」と大感激した。
同アルバムでは、親交がある小説家、村上春樹氏(77)が異例のライナーノーツ(解説文)を執筆。「虚飾を廃した、どこまでもストレートで誠実なアルバム、といえばいいのだろうか? 何度も聴き返したくなる、心のこもった音楽がここにはある」と絶賛している。
小野はアルバム発売日翌日の同9日に東京国際フォーラムホールCで「Premium Live~私の好きな歌~」を開催。ジョビンの名曲をはじめ、堺正章(79)の「街の灯り」など昭和歌謡、ロック、ジャズなどをボサノバテイストで歌唱予定で「ジャンルを超えた私の好きな楽曲を披露します。誰もが知っている歌なので親子孫3世代で楽しめます」と呼びかけた。