四回、桑原を遊ゴロに抑えるも併殺とならず悔しさを見せる阪神のカーソン・ラグズデール =甲子園球場(撮影・水島啓輔) (オープン戦、阪神4-1西武、11日、甲子園)阪神はオープン戦首位タイに浮上した。先発した新外国人のカーソン・ラグズデール投手(27)=前ブレーブス=は4回3安打1失点で6三振を奪う好投。3盗塁を許したが、藤川球児監督(45)は「まったく問題ない」と順調を強調した。伊原、伊藤将らと競う開幕ローテーションの6枠目をつかむべく、まだまだあきらめん!
本拠地のマウンドに心を躍らせ、203センチの長身右腕が躍動だ。新外国人のラグズデールが放つ直球と大きく曲がる変化球に、西武打線のバットは次々と空を切った。
「本当に楽しかった。すべての球種をうまく交ぜながら三振を取れたし、嶋村捕手が素晴らしいリードをしてくれたから助けられた。全体的にいい内容で、いい投球がができたよ」
平日昼間の甲子園で開催された奪三振ショー。一回1死から山村をナックルカーブで空振り三振に斬ると、続く渡部は高めボールゾーンへの150キロ直球で空振り三振。二回1死でもネビンからナックルカーブで三振を奪い、3者連続三振とした。四回に2安打と盗塁が絡んで1点を失ったが、4回3安打1失点。6三振のうち4三振は「投げたいところに投げられた」という得意のナックルカーブで奪った。
一方で課題も見つかった。三回に1盗塁、四回には2盗塁を許し、それが失点に直結。「走られることが分かったという意味では前向きに捉えたい」と受け止め、「もうあんなふうに走られないように気をつけたい」と誓った。それでも藤川監督は「まったく問題ないです。健康であれば常に学べるので、間に合うと思いますけどね、きっちりと」と助っ人右腕の背中を押した。
開幕ローテーションは開幕投手に決まっている村上、才木は確実とみられ、大竹と高橋、さらに10日の西武戦で好投したルーカスも有力だ。6番手候補には2年目左腕の伊原や伊藤将が挙がるが、ラグズデールもそこへ食らいついていく。
「もちろん(開幕ローテ入りは)目標の一つ。いい経験をさせてもらっているから、どんどん貪欲に学んでいきたい」
甲子園で、文字通り大きな一歩を踏み出した。もっともっとよくなる。頼りがいのある、大きな柱になってみせる。(萩原翔)