新たな番号とともに、濃い一年を-。2年目を迎えた早川太貴投手(26)が決意を新たにした。
「51番は直近で中野さんが付けていた番号っていうファンの方々の印象がある。野手のイメージも強いかなと思うので、自分のものにするぐらいの気持ちで、中野さんのイメージに負けないように頑張っていけたら」
昨季育成で入団し、7月に支配下契約。掛布雅之氏が現役時代につけた背番号「31」を背負い、1軍で2勝0敗、防御率0・00と結果を残した。今季は、球団投手では2001年の井上貴朗以来となる「51」の新たな背番号で戦う。2桁の背番号で初めて迎える沖縄春季キャンプ。右腕はスタートダッシュを誓う。
「早い段階からチャンスをもらえれば、まず最初の相当大事なアピールのチャンスになる。今からしっかり動いて、キャンプでいつでも投げられるようにしていきたい」
2月の頭から自身の力を最大限に発揮できるように、体に鞭を入れている。年明け以降、SGLで調整を重ね、ポール間ダッシュは毎日最低10本。多い日では15本以上走り込む。昨季感じた「毎試合ごとに感覚が結構ずれている感じだった。安定した投球ができるように」という課題と向き合い、一日一日を濃密に過ごしている。
照準を合わせるのは、26年初の対外試合となる2月8日の日本ハム戦(名護)。昨年、2軍戦で対外試合デビューを果たした舞台だ。「出番があるかはわからないですけど、出番があったときにしっかり投げないと意味がない」。藤川球児監督(45)ら首脳陣が見守る中で登板機会が得られれば、飛躍をつかむチャンスだ。
一方で「駄目だったら一気にそこで見切りを付けられる可能性がなくもない」と厳しさも理解している。「いい意味でプレッシャーを感じながら、自分の取り組んできたことを出せるようにしたい」と覚悟は十分だ。 1月10日には初ブルペンにも入り、捕手を立たせて投球。今後は捕手を座らせ、強度を上げていく予定だ。新背番号とともに迎える勝負の2月。早川がその真価を問われている。(萩原翔)
■早川 太貴(はやかわ・だいき) 1999(平成11)年12月18日生まれ、25歳。北海道江別市出身。北海道大麻高から小樽商大を経て北広島市役所に就職し、クラブチームのウイン北広島に入部。24年にくふうハヤテ入り。25年に育成D3位で阪神入団。1年目は3試合登板で2勝0敗、防御率0・00を記録した。年俸720万円。185センチ、96キロ。右投げ右打ち。背番号「51」