見た目の並びは左から娘、母、祖母、もうすぐ孫ですが、中身は母、娘、もうすぐ孫、祖母。ファミリー・シャッフル劇をお楽しみください©2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved. 心と体が入れ替わる母と娘をジェイミー・リー・カーティスとリンジー・ローハンが演じた「フォーチュン・クッキー」(2003年)の続編。娘2人も加わってドタバタ加速の今回は、ほっこり具合も上がってます。
先週、3時のヒロインをゲストに招いての本作試写会が大阪市内で。正~直、過去の取材で個人的に思うのは、芸人さんとディズニー作品の相性が決してよろしくない。某M-1王者ですら、作品をモチーフにした漫才を披露した際に「客席がカーンって(静かに)なってた」と苦笑してた。
しかし、開始前、担当宣伝のK君が「今回は自信あります!」。豪語するだけありました。
「もともとやってた〝海外ドラマあるある〟ネタを、この映画バージョンで考えてきた」と福田麻貴。かくして、心身が入れ替わるという「信じられないことが起こっているのに、なぜか1回受け入れる」海外ドラマあるあるを披露しました。
3人口々に「ウソでしょ!? 肌がチョ~乾燥して水分欲しがってる!」「私、お尻が上がってる! 手がお人形さんみたい!!」「あら、顔中にしわができてる!? いやだ、尿漏れしちゃった~」「なるほどね。私たち、入れ替わっちゃったのね」「だから、あなたが私で私が…」ときて、一斉に「ギャーッ!!」。
メモりながら吹き出した場面が序盤のクライマックスになってる本作。前作で母テスと娘アンナの心身入れ替わりがあったことだけご記憶あれ。
作品的には22年後。テスはセラピストとして活躍しており、ロックが大好きやったアンナはポップスター、エラのマネジャーをしながら、シングルマザーとして娘のハーパーを育ててる。
ハーパーは、父の仕事の都合でロンドンからロスに越してきた転校生のリリーとバチバチでトラブルを連発し、互いの親が学校に呼び出されることに。が、そこでアンナとリリーの父で妻を亡くしたエリックが運命的な出会いを果たし、あっという間に再婚が決まる。
やがて、アンナの独身さよならパーティーで、怪しげな手相占い師から「心の誤りを正し、ふさわしい場所に至れ」とお告げを受けた不仲の娘コンビ。一夜明けて金曜の朝になると、アンナとハーパー、テスとリリーの中身が入れ替わってた!!
3時のヒロインは、この場面を吹替ドラマ風に再現してた次第。母娘の中身チェンジを好演し、子役からアイドルへと転身した前作当時17歳のL・ローハン。今回は、やはり子役出身のジュリア・バターズ演じるハーパーと実の母娘みたいな雰囲気でええ感じです。
笑撃はテスとリリーの入れ替わり。祖母と、もうすぐ孫の入れ替わりですから、ドタバタ度は前作を上回ってきた。
それでいて、ロスを離れたくないハーパー、再婚に大反対のリリーが仮の体を通して親たちの真意を知る終盤は涙腺モロい方ならハマるはず。人数足らんけど、3時のヒロインでフルバージョンを見たいかも。(笹井弘順)