「第24回 銀茶会2026」であいさつを行う坂東彌十郎=東京・中央区 歌舞伎俳優、坂東彌十郎(70)が25日、東京・銀座で行われた「第24回 銀茶会2026」に出席した。銀座で毎年秋の恒例行事として行われている「オータムギンザ」のメインイベントの一つで、茶道五流派が一堂に会しお茶を楽しむ。
開会にあたり、あいさつに立った坂東は同会が今年で24回目を迎えたことに触れ、自身も約20数年前に茶席で抹茶を味わったことを機に、出番前や合間に自らお茶を点てて心を落ち着かせる習慣がついたと回顧。「何かとても縁を感じております」と笑顔であいさつした。
本格的なお点前を体験する直前とあって、「私はお茶のお稽古をしたことがないものですから、非常に無作法でございます。自分ではいつも我流のお茶で『彌十流』なんて言ってやっておりますが、失礼のないように努めたい」と謙遜しつつ、「皆様とご一緒にお茶を楽しませていただきたい」と期待を込めた。
11月歌舞伎座公演「吉例顔見世大歌舞伎」(11月1日~25日)では、三大かたき討ちのひとつである通し狂言「仮名手本忠臣蔵」が上演される。坂東は物語の発端となる吉良上野介にあたる高師直役に挑む。
18年前にも他の劇場で務めたが、歌舞伎座の舞台で演じることは長年の念願だったと明かし「ただ演じるだけではいけません。皆様に喜んでいただかなければいけないので、今、絶賛個人稽古中でございます」と熱く意気込みを語ると、会場から温かい拍手が送られた。