神戸―横浜M 前半、先制ゴールを決め、駆け出す神戸・武藤(手前)=ノエスタ 明治安田J1第28節第1日(30日、神戸1-0横浜M、ノエスタ)MF武藤嘉紀(33)が先制点を奪って横浜Mに勝利した。腰の手術を乗り越え、昨季MVPプレーヤーが復調気配をにじませた。
待ち望んだ一発がチームを助ける決勝点になった。右足で先制のネットを揺らした武藤は「ほっとしました。今日のゴールでストッパーが外れた気がします」と振り返った。
神戸―横浜M 前半、先制ゴールを決め、井手口(奥)に祝福される神戸・武藤=ノエスタ左ウイングで先発し、一番の見せ場は前半37分。右サイドを突破したMFエリキの折り返しをマイナスで待った。近い位置で待つMFW宮代に「スルーと声をかけて、DFには触られましたけど、結果的にいいボールになった」。目の前に転がったボールを右足で蹴り込んだ。リーグ戦11試合目の出場で初得点となった。
今季は原因がわからない腰の痛みを抱えながらプレーを続け、5月に腰を手術。改善の糸口がつかめなかった期間を振り返り「悪いところが見つからず、どうしようもなくなっての手術だった。これからサッカーができるのか、という辛さはかなり厳しいものがあった」。それでも折れることなくリハビリを続け、8月16日の横浜FC戦で復帰。自らネットを揺らすことで「ストッパーが外れるゴールになった」と復調への自信を取り戻した。
チームは勝ち点を53に伸ばして暫定2位に浮上し、残すは9試合。武藤は「残り9試合全勝する気持ちで、目の前の試合に100%で臨みたい。最後に最高の景色を見ることができれば」と意気込んだ。トンネルを抜けた背番号11とともに、3連覇を目指す。