巨人・井上温大投手は川崎市のジャイアンツ球場で投手練習に参加した 「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」と銘打って開催される16日の阪神戦(東京ドーム)に先発予定の巨人・井上温大投手(24)が14日、川崎市のジャイアンツ球場で投手練習に参加。ブルぺンで投球練習を行った。7月31日以来の登板で、5月21日以来、約3カ月ぶりの白星を目指す。
ミスターへ、今度こそ弔い白星を-。16日の阪神戦(東京ドーム)は、6月3日に89歳で亡くなった長嶋さんの追悼試合として開催される一戦。重圧のかかるマウンドを託された井上は、表情を引き締めた。
「絶対に勝たなければいけない試合。そういう日に投げられることに感謝しつつ、試合になったら自分がやるべきことに集中して投げたい」
長嶋さんが逝去した6月3日は試合が雨天中止となり、井上は翌4日のロッテ戦(ZOZOマリン)で先発登板。しかし、2本塁打を浴びて7回5失点で敗戦投手となった。「そういう日に打たれてしまった。今回は良い姿を見せられるように」と雄姿を届けることを誓った。
2001年生まれの井上にとって、長嶋さんは雲の上のような存在だった。「偉大な方ですよね」。テレビなどで現役時代の映像を見たことはあっても、実際に知っているのは車いす姿。長嶋さんが東京ドームへ激励に訪れた際は「勝つ! 勝つ! 勝つ!」の名言でナインを鼓舞してくれた。井上は「チームのために言葉を掛けてくださって、すごく力になる」と生前のエールに感謝した。
前回7月31日の中日戦では一塁ベースカバーを怠るミスがあり、五回途中3失点。翌8月1日に出場選手登録を外れた。5月21日の阪神戦を最後に白星から遠ざかるサウスポーは「自分にとって大事な、与えられたチャンスの一試合」と決意を込めた。(原田優介)
◆長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合アラカルト
★ユニホーム キービジュアルの「FOR3VER」をデザインした特別仕様の背番号3のユニホームを、巨人の選手、監督、コーチが着用する。試合球、塁ベース、マウンドのペイントもキービジュアルをデザインした特別仕様となる。
★人文字 五回裏終了後、東京ドームのスタンドでタオルを掲げて人文字アートを描く「アランチョ・ネロ」を実施する。来場者全員にオレンジか黒、いずれかのオリジナルタオルをプレゼントする。
★試合後 グラウンドで巨人、および球団OB、球団職員らが背番号3を人文字で表現し、サインボールを投げ入れる。
★モニュメント 東京ドームの22ゲート前広場に全長約5メートルの「FOR3VER」モニュメントを設置する。1階一塁側コンコース奥には、長嶋さんの代名詞の一つ「打席でのヘルメット飛ばし」と同じポーズで写真撮影ができるフォトスポットを設ける。
★国歌 歌手で俳優の山崎育三郎が国歌独唱を行う。