試合前に談笑するヤクルト・北村恵吾(左)と阪神・森下翔太(撮影・長尾みなみ) (セ・リーグ、ヤクルト-阪神、16回戦、3日、神宮)燃える思いを胸に1軍の舞台で結果を残す。ヤクルト・北村恵吾内野手(24)が3日、今季初めて1軍に合流。昨季は1軍出場なしに終わっており、ルーキーイヤーの2023年以来2年ぶりに出場選手登録された。
今季は同学年の赤羽ら若手野手が1軍でブレークを果たす姿を目の当たりにしており「自分も1軍で活躍したいという思いを持ちながら毎日、試合に入り、練習を続けてきた。ようやく(1軍に)上がれたので、ここからがスタートかなと思う」と視線を鋭くした。
滋賀・近江高から中大に進み、23年にドラフト5位で入団した右の大砲候補だ。打撃の状態が上がらなかった春先から始めた習慣がある。「守備で迷惑をかけていた部分もあった」と、土橋2軍内野守備走塁コーチに直訴し、4月から全体練習や試合後に必ず特守に打ち込む。5月に入ってからは特守後に室内で坪井2軍打撃コーチの指導の下で毎日、打撃練習にも励んだ。
「気持ちが乗っていないとき、打てなかったときにも、継続することが自分のレベルアップにつながる」と常々言われてきたといい、「ルーティンになっていた」と明かす。熱心な守備練習が下半身や体力の強化につながり、体の切れもアップ。「疲れも例年より感じなくなった」と進化を実感している。
1軍昇格が決まり、中大の同学年にあたる阪神・森下にも連絡。この日の試合前練習中にも交流し、野球談議に花を咲かせた。「今までやってきたことを出したい」。同世代に負けじと、燕の背番号50も輝きを放つ。(武田千怜)