カージナルス戦の五回、25号ソロを放つカブス・鈴木=シカゴ(共同) カブス11-0カージナルス(6日、シカゴ)米大リーグ、カブスの鈴木誠也外野手(30)は「3番・DH」で出場し、五回に2試合ぶりの本塁打となる25号ソロを放つなど5打数2安打2打点で、打点をメジャートップの77に伸ばした。試合は11―0で大勝。オールスター出場は惜しくも逃したが、バットは火を噴き続けている。
今季77打点はメジャー2位のジャッジに3差をつけてトップを独走。2006年に当時マリナーズの城島が記録した76打点を抜き、右打者の日本選手シーズン最多打点を早くも更新した。「僕は城島さんがやってきたことの方がすごいと思う」と鈴木は謙虚に受け止めた。
三回2死三塁の好機では、内角の速球を弾き返し、左翼線への適時二塁打で76打点に並んだ。さらに、五回2死からは救援右腕スバンソンの投じた96・2マイル(約154・9キロ)の高めの速球を右中間スタンドに運んで記録を更新した。
「城島さんは捕手として、どうやって(他の選手と)コミュニケーションを取るかに重きを置いていた」と先輩に敬意を払いながら「打撃に集中するのは簡単じゃなかったと思う」と実感を込めた。
また、米スポーツ専門局ESPNの公式Xは、「2001年のサミー・ソーサ以来、オールスター前に25本塁打&75打点に到達した初のカブス選手」と紹介。メジャー通算609本塁打を放ったカブスのレジェンドと比較された。この年のソーサは64本塁打、160打点を記録した。今季の鈴木は45本塁打、138打点ペースとなっている。
オールスター戦の選考からは外れ、「不運」と伝える米メディアも多かったが、鈴木は「特に残念に思うことはない」と淡々としたもの。同僚が球宴に行くことを素直に喜び「自分が打ってチームが勝てれば、みんなハッピーになる。しっかり頑張りたい」とさらなる躍進を期した。
カブスは、13安打11得点で大勝。3連戦を2勝1敗と勝ち越した。