ロッキーズ1-8ドジャース(25日、デンバー)米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(30)は「1番・DH」でフル出場し、六回に先制点を演出する左前打を放ち2打数1安打、2四球2得点だった。打率は・291。山本由伸投手(26)は先発して5回を投げ1安打無失点、6三振1四球の好投。降雨中断の影響で五回で降板したが、約1カ月ぶりとなる7勝目(6敗)を挙げた。球数は56で、防御率は2・61。試合は降雨による約1時間半の中断をはさみ、ドジャースが完勝。ナ・リーグ50勝一番乗りを果たした。
一回先頭の大谷の第1打席は、4月にデビューして2勝の新人右腕、ドーランダーと初対戦。カウント2-2からの外角カーブを高々と打ち上げて、遊飛に倒れた。
ロッキーズ戦に先発したドジャース・山本=デンバー(共同)その裏に登板した山本。借金40以上を抱える両リーグ最低勝率のロッキーズを相手に、順調な立ち上がりを見せた。1番フリーマンを外角低めのカットボールで右飛、2番グッドマンは真ん中付近のカットボールで詰まらせて中飛。3番ベックに対しては、追い込んでから真ん中低めの落差の大きいカーブを振らせて三振に仕留め、三者凡退に抑えた。
山本の二回。4番のR・マクマーンを、真ん中低めのカーブでタイミングを外して空振り三振。5番エストラダは内角高めのツーシームを打たせて、二塁ベース後方への二ゴロ。6番トグリアは2球で追い込み、最後は外角低めのスプリットを振らせて三球三振。2イニング連続で三者凡退に退けた。
三回2死一塁で回った大谷の第2打席は、フルカウント3-2から外角低めのカーブを見極めて、四球を選んだ。一、二塁と好機を広げたが、2番ベッツが右飛に倒れ、ド軍は無得点に終わった。
その裏の山本のピッチング。先頭の7番モニアクを外角低めのスプリットで空振り三振。8番アルシアには外角低めのボール球のカットボールを打たせて、ボテボテの捕ゴロ。9番ヒリアードには右前打を許したが、フリーマンを真ん中外寄りのカットボールで中飛に打ち取った。
四回の山本。先頭のグッドマンには外角低めのスライダーを引っかけさせて遊ゴロ、ベックは内角低めのスプリットで空振り三振。R・マクマーンは外角低めのスプリットで当たり損ねの一ゴロに打ち取り、2番から始まる上位打線を難なく3人で片付けた。
両軍無得点のまま、山本が五回のマウンドへ。先頭のエストラダを四球で歩かせたが、トグリアを外角低めのスプリットで注文通りの投ゴロ併殺打。モニアクには外角低めのスプリットを振らせて三球三振に仕留めた。
六回無死一塁で回った大谷の第3打席は、初球の外角低めのツーシームを逆らわずにはじき返し、ライナーで左前に運んだ。一、二塁と先制機を作り、その後、2死二、三塁となって、4番マンシーは二塁への飛球。だが、大雨が降る中、二塁手が打球を見失い、ボールが一、二塁間にポトリ(記録は内野安打)。三走に続き、二走・大谷も生還して、ド軍が2点を先制。2死一塁となったところで、雨脚が強くなり、試合が一時中断した。
1時間28分後に再開。ド軍は先発ドーランダーに代わって2番手で登板した右腕バードの代わりばなを捉え、5番のT・ヘルナンデスの左前打で2死一、二塁とし、6番パヘスが右前適時打。3-0とリードを広げた。
六回裏のド軍も、先発山本に代わり、右腕トリビノが2番手で登板。2安打を許し、失策も絡んで1失点。3-1と2点差に詰め寄られた。
七回1死二塁の好機で回った大谷の第4打席は、勝負を避けられて、ナ・リーグ最多の今季10度目の申告敬遠で出塁。敵地にもかかわらず、ロ軍ベンチには大ブーイングが浴びせられた。その後、ド軍は2死満塁と攻め立て、マンシーが右中間へ12号満塁本塁打。7-1と一気に突き放した。
八回に8番コンフォートの2戦連発となる6号ソロで8-1とし、九回先頭で回った大谷の第5打席。4番手右腕モリーナと対戦し、カウント2-2から外角直球を打ち返して三塁手の正面に飛んだが、捕手のミットに触れたとして、打撃妨害で出塁。大谷も打った直後に左手を伸ばして、大声でアピールした。1死後、3番フリーマンの二塁ベース後方への遊直で、一走・大谷が戻れず併殺となった。