俳優、北村匠海(27)が18日、自身のインスタグラムを更新。放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・0=土曜は振り返り)で柳井嵩役を演じている北村は、この日の第58回で放送された強烈な飢えに襲われている嵩ら陸軍小倉連隊の3人がゆで卵を食べるシーンの撮影について、絶食で臨んだ自らのアプローチや、演じてみての思いについて投稿した。
★以下ネタバレあり
放送では、昭和20(1945)年、中国・福建省の奥地に展開する小倉連隊は、補給路が断たれて食料が底をつき、飢えで壮絶な状況になっている。嵩らは補給路再開のための警備に出かけるが、嵩の尋常小学校時代の同級生、コン太こと今野康太(櫻井健人)はダンゴムシさえ口にしようとしている。正気を失った康太は民家に向かって駆け出し、中にいた老女に小銃を向け、「食い物をよこせ!」とガタガタ震えながら脅す。
老女はゆで卵を作って差し出し、その場にいた嵩と康太、班長の神野万蔵(奥野瑛太)は、ゆで卵を殻ごとむさぼり食うシーンが描かれた。
北村はインスタで、「班長とコンタと僕は、3人とも絶食状態でゆで卵のシーンを迎えました」と撮影の裏話を告白。「そして卵ってすごい栄養あるんだなって改めて思いました。3人とも急に元気になって残りの撮影も頑張れました。食べ物のありがたみ。いつもありがとうございます」とそのとき感じたことをつづった。
さらに北村は〝小倉連隊の兵士〟役の役者たちが背嚢(はいのう)などを背負って、撮影隊と歩くモノクロ写真も投稿。「現場は各々荷物を持って移動。後ろからみたこの景色がなんだか悲しく感じてしまい写真を撮りました」と記している。
フォロワーからは「役の人生を体験するために絶食して撮影に臨む。文字にしただけでも壮絶で、3人とも、表現者として本当に尊敬します。その矜持や情熱、視聴者一同しっかりと受け止めています」「匠海くん達の鬼気迫る演技に涙が止まりませんでした。現実にあった事なんだと改めて考えさせられたよ…。連日の過酷な役作りや撮影本当にお疲れ様でした」「絶食状態で迎えたのですね。今は卵の殻は剥くのが当たり前ですが殻のまま食べてる事にリアルさと極限状態が伝わってきました」「殻ごとのたまご。本当の戦争の時はきっと何十倍何百倍も辛いと思います…やっぱり戦争って嫌い」といった声があがっている。
「あんぱん」は国民的キャラクター「アンパンマン」を生んだ漫画家、やなせたかしさんと小松暢(のぶ)さん夫妻をモデルとした作品。女優、今田美桜(28)演じるヒロイン、若松のぶと北村が演じる柳井嵩の2人が人生の荒波を乗り越え、アンパンマンを誕生させるまでをフィクションで描く物語。