(パ・リーグ、オリックス1ー7ソフトバンク、8回戦、ソフトバンク5勝1敗2分、11日、京セラ)球団の節目の一戦に白星で花を添えた。今季8度目のスタメンマスクを被ったソフトバンク・嶺井博希捕手(33)が自己最多の7打点でチーム全得点をたたき出す大活躍だ。
「ゲッツー(併殺打)にならないように打ちに行った結果、いい感じで打てた」
二回に先制2ランを放つと、四回にも左翼ポール際へ3ランをマークして自身初の2打席連続本塁打。八回は中堅フェンス直撃の2点打でトドメを刺した。
DeNAに在籍した2022年以来、3年ぶりの3安打猛打賞にも「こういうことはもう二度とないと思うので、しっかり練習したい」と殊勝だった。守備では先発の上沢を8回1失点を好リードし、攻守で貢献した。
球団の福岡移転後5000試合目(2590勝2258敗152分)のメモリアルゲームを勝利で飾った小久保監督は「これまでのホークスの歴史を作ってくれた先輩、監督の方々がいる。いいものは引き継いでいきながら、新たに改革をしながら前に進んでいけたら」と誓い、試合の主役となった嶺井には「〝嶺井さまさま〟ですね」とご満悦だった。
オフに絶対的な正捕手だった甲斐が国内フリーエージェント権を行使して巨人に移籍。嶺井は開幕こそ2軍で迎えたが、4月10日に昇格してからは経験豊富なベテラン捕手としてチームを支えている。
沖縄出身。母の日に〝あんまー〟(沖縄の言葉で母の意味)へ雄姿を届け「丈夫な体に産んでくれて感謝している」と頭を下げた。「ポーク卵」がおふくろの味だという33歳は「先発投手と試合を作って勝つ確率を上げることが役割。しっかり準備してまた臨みたい」と次を見据えた。