山崎は七回、坂倉を空振り三振に仕留め、咆哮した(撮影・萩原悠久人) (セ・リーグ、巨人2-0広島、5回戦、広島3勝2敗、30日、東京D)「0」を並べ続け、球史に名を刻んだ。巨人・山崎伊織投手(26)が30日、広島5回戦(東京ドーム)に先発し、7回5安打無失点で無傷の4連勝。開幕から35イニング連続無失点とし、セ・リーグ新記録を樹立した。
「(プロ野球生活は)リハビリから始まって、ここまで投げられるとは思っていなかった。これからも先制点を与えずに、試合を作っていけるように頑張りたい」と感慨に浸りつつ先を見据えた。
一回を0点に抑え、2007年の高橋尚成が持つ球団記録の28イニング連続無失点を抜いた。四回は得点圏に走者を置きながらもピンチをしのぎ、1963年の中井悦雄、2023年の村上頌樹(ともに阪神)の31イニング連続無失点を超えるセ・リーグ記録を打ち立てた。七回は1死一、二塁からフォークボールで2者連続三振を奪い、連続イニング無失点を「35」に伸ばした。
セ・リーグの開幕からの連続イニング無失点記録を更新し花束を手にファンの声援に応える巨人・山崎伊織 =東京ドーム (撮影・山田俊介)東海大から21年にドラフト2位で入団。プロ入り前に右肘のトミー・ジョン手術を受けており、1年目はリハビリに徹して登板機会はなかった。「投げている姿が想像つかなかった」と当時を振り返る。けがからの復帰を目指す若手投手へ「(1軍で)自分が投げている姿を見て、『そこで投げるんだ』とか『頑張ろう』という気持ちになってもらえたらうれしいです」とエールを送った。
4月の最終戦を勝利で飾り、阪神と入れ替わって首位に浮上した。投手陣を引っ張る右腕へ、阿部監督は「100点です。素晴らしい記録」と称賛した。(原田優介)