無敗の埼玉に勝利して歓喜する静岡の選手たち(撮影・福島範和) リーグワン1部第11節第2(15日、静岡22-17埼玉、ヤマハ)静岡が2023年4月からレギュラーシーズン27試合負けなしだった首位・埼玉を22-17で破り、8勝3敗とした。埼玉は今季初黒星で9勝1分け1敗。昨季王者のBL東京はトヨタを33―22で退け、9勝目(1分け1敗)を挙げた。トヨタは2勝1分け8敗。神戸は三重に47―5で快勝して5勝6敗とし、BR東京は横浜に27―20で勝って4勝7敗とした。
粘りに粘って強敵を撃破した。寒さの中、勝利をもぎ取った静岡フィフティーンは優勝したかのような大喜び。ファンも大歓声を上げた。
「最高としか言えないぐらいうれしい。ラグビーをやってきてよかったなと思います」
0-6の前半21分に初トライを挙げたSH北村瞬太郎(22)が笑みをはじけさせた。埼玉の攻勢を受けたが、連係の取れた防御で食い止めた。前半をノートライに抑えたハーフタイムで、藤井雄一郎監督が「勝てない相手じゃない。勢いを止めずに前へ!」と熱いげきを飛ばし、選手たちが呼応した。
レギュラーシーズンで最近27戦無敗(26勝1分け)だった埼玉は28試合ぶりの敗戦。2023年4月15日、直近の黒星をつけたのも静岡だった。44-25で勝った2年前の試合(熊谷)にも出場していた35歳のLO大戸裕矢は「エネルギーを使わずに得点を重ねられたのはよかった」と胸を張った。BL東京に続き、昨季のプレーオフ決勝進出チームを相次いで撃破した勢いで、静岡がさらなる上位進出を狙う。(山下幸志朗)