立憲民主党代表選挙への立候補を正式表明した枝野幸男氏 ■8月23日 えっ、出るのかと驚いた。立憲民主党の枝野幸男前代表(60)が、9月の党代表選に立候補を正式に表明した件である。2021年10月の衆院選敗北で引責辞任、泉健太代表(50)にバトンを渡したのに、戦いを挑むとは…。よほど泉氏を頼りないと思ったのか。
カラオケ好きの枝野氏。代表を辞任後、党のYouTube「りっけんチャンネル」で「休みが1日あったら」と聞かれると、「付き合ってくれる人がいれば、昼間からカラオケに行く。12時間くらい居られる」と笑顔で発言。もう権力欲はないと踏んだ当方が甘かった。
それにつけても、政治と金の問題で国民の多くが自民党に怒り心頭の今、野党第一党の立民は政権奪回の好機のはず。その顔選びとなる党代表選で、再選出馬が有力な泉氏やベテランの他に新鮮な顔が出てこない。40代の若手や女性も次々と名乗りを上げる同時期の自民党総裁選と比べると、かなり見劣りする。
そんな状況下、7月の東京都知事選で2位に躍進した石丸伸二氏(42)が18日、自らのYouTubeチャンネルでした発言が注目されている。年内の衆院解散・総選挙を見越し、立民の活性化策として次期衆院選で立民代表の選挙区から出馬する案を披露。「立民の代表に勝ったら僕を党首に…。乗っ取ります」と宣言した。
これに対し、泉氏は22日のテレビ番組で「どうぞどうぞ(立候補を)」と余裕を見せたが、石丸発言を歓迎する党内の人間は少ないだろう。党員でもなく投票権もない門外漢から見ても、大事な党代表選。まずは、枝野氏に「マイクは今回カラオケだけに使って」と隠居扱いするぐらい気骨ある若手や女性の出馬を期待したい。(森岡真一郎)