二回1死満塁で空振り三振に倒れたドジャース・大谷=フィラデルフィア(共同) 【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)11日(日本時間12日)=竹濱江利子通信員】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(30)はフィリーズ戦に「1番・DH」で出場し、4打数無安打だった。試合は1-5で同一カード3連敗を喫し、今季2度目の4連敗となった。負傷者続出のドジャースは今月30日(同31日)のトレード期限までに先発投手の補強に動くことが濃厚。米メディアは候補としてブルージェイズの菊池雄星投手(33)の名前を挙げた。
全米一熱狂的といわれる敵地フィラデルフィアのファンの盛り上がりとは対照的に、ドジャースには沈んだ空気が流れた。フィリーズに2011年8月以来、13年ぶりとなる同一カード3連戦3連敗を喫した。
「なぜ大事な場面で打てなかったのかは分からない。好機をつくれたが、得点につなげることができなかった。今の実力差が表れた。現時点ではフィリーズが明らかに上回っていた」
試合後、ロバーツ監督は敗戦の弁を並べた。フ軍はナ・リーグ東地区の首位を独走し、30球団最高勝率・656を誇るワールドシリーズ制覇の有力候補。先発3本柱のウィーラー、サンチェス、ノラが登板し、左手骨折のベッツら主軸を欠くド軍打線は3戦計5得点に封じられた。
大谷は0―1の二回1死満塁で空振り三振に倒れた。厳しい内角攻めに遭い、4打数無安打、2三振。4試合連続で安打と盗塁を記録していたが、いずれも途絶えた。メジャー通算200本塁打に王手をかけているが、4試合ノーアーチ。負傷者が続出するチームの窮地が浮き彫りになる敗戦だった。
先発投手陣では開幕投手を務め、8勝を挙げるグラスノーが腰の張り、6勝の山本が右肩腱板の損傷で負傷者リスト(IL)入り。投打でキーマンを欠く現状に水面下では緊急補強に動いている。今月30日(日本時間31日)に期限を迎えるトレード市場で「買い手」になることが確実だ。
専門局MLBネットワークの番組内でジョン・モロシ記者は「スカウトや球団幹部からドジャースは先発投手を獲得するつもりだと聞いている」と証言。候補にはホワイトソックスで6勝6敗、防御率3・08の25歳左腕、クロシェットや7勝3敗、2・99の31歳右腕、フェディーに加えてブルージェイズで4勝8敗、4・00の左腕、菊池の名前を挙げた。