米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(29)の銀行口座から金を盗んで不正送金した銀行詐欺などの罪に問われた元通訳、水原一平被告(39)が罪状認否のため、14日(日本時間15日)にロサンゼルス連邦地裁に出廷した。サンケイスポーツの大リーグ担当、山田結軌記者が現地の様子をリポートした。
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集結したメディアは水原被告が入廷した640号法廷ではなく、隣の690号法廷での傍聴を指示された。スピーカーから女性判事が保安上の理由を挙げ「申し訳ないが」と謝罪。元ロサンゼルス・タイムズ紙の記者だったという判事は少なからずメディアの事情を理解。一般人の傍聴も禁止した措置が明かされた。
しかし、AP通信のステファニー・ダジオ記者は「こんなの初めてだ。報道の自由の侵害。抗議する」と憤慨。前代未聞の事態にその場でノートに手書きの抗議文を作成し、居合わせた45人の記者に賛同を求め、全員が署名をした。
閉廷後は水原被告を出待ちした。裁判所ビルの中はカメラ類の持ち込みが禁止だが、外では日米のテレビカメラとスチールカメラ、さらに追いかける記者で大混乱となった。本来、裁判所の敷地内にカメラは入れず、裁判所側からは歩道からの撮影を指示されていた。しかし、ビルの出口から敷地内の広場を横断し、横付けされた車まで約100メートルの間でカメラが水原被告や弁護人のフリードマン氏にぶつかるほど至近距離で撮影を続ける〝無法地帯〟と化した。
走って先回りした地元局のテレビカメラマンが派手に転倒するなど周囲は騒然。水原被告には弁護人から報道陣に言葉を発しないよう指示があったのだろう。うつむくでもなく、真っすぐと遠くを見るように進む表情が、カオスな現場と正反対に映った。