八回、三飛に倒れた村上。通算200号は持ち越しとなった(撮影・長尾みなみ) (セ・リーグ、ヤクルト1-2広島、5回戦、広島4勝1敗、14日、松山)難敵をまた打ち崩せなかった。リーグ最下位のヤクルトは1点差負けで借金4。高津臣吾監督(55)は広島先発・床田の前に1得点に終わり、言葉を詰まらせた。
「いろいろ対策は練ってはいるんですけどね。これだけ一人のピッチャーにやられてしまうとね…。困ったもんですね」
攻略の糸口が見えない。好機を作れたのは六回のみで、1死一、二塁ではサンタナが右飛、2死満塁では西川が中飛に倒れた。七回に武岡がソロを放ち、床田と今季3度目の対戦、22イニング目で初得点を挙げるのがやっとだった。
左膝の大けがで離脱した塩見(泰隆、背番号9)を思いやり、ヤクルトベンチに置かれている馬の人形。塩見は登場曲にJRAのGⅠファンファーレを使用している(撮影・長尾みなみ)村上を2019年6月16日の西武戦以来、約5年ぶりに3番に据えたが快音は響かず。17打席無安打が続く主砲に高津監督は「見送るシーンも増えてきたので、少し心配かなと。手が出なくなっていたり、(打撃が)小さくなっているのなら、修正しなきゃいけない」と求めた。
史上最年少での通算200本塁打が出れば、勢いもつく。「勝ち試合を見せたかった。次は打てるように頑張りたい」と村上。松山のファンに、勝利と節目のアーチを見せるべく、前を向いた。(赤尾裕希)