好投した阪神・大竹。開幕2戦目の先発を確定させた(撮影・松永渉平) (オープン戦、阪神4-2オリックス、23日、京セラ)大竹が大竹らしさを取り戻せば、虎の土曜は安泰だ。阪神・大竹耕太郎投手(28)がオリックス打線相手に上々の5回1失点。すべての不安を払拭し、虎2年目のシーズンへ腰を据えて突入する。
「前回(3月16日、中日戦)に比べたら真っすぐで空振りも取れたし、感覚的にもいいのかな」
一回を三者凡退で発進すると、二、三回も長打は浴びたが崩れることなく無失点。四回1死一塁では低めへの139キロで森を二ゴロ併殺に仕留めるなど、8つのアウトをゴロで奪った。苦手としてきた傾斜の高いマウンドにも順応し「低めに投げようと思っていないけど低めに投げてゴロになっているのは、自分の中では理想」とうなずく。連打を起点に招いた五回のピンチも、最少失点で切り抜けた。
大竹の準備が整ったことが、チームにとって何より大きい。早大の大先輩、岡田監督も「これで一安心やな」とうなずいた。今年1月に左肩のガングリオン(良性腫瘍)を処置。その影響でスローペースの調整にはなったが、開幕に向けて着実に段階を踏んだ。高卒2年目左腕の門別が〝予備1番手〟として構える中で、しっかりと間に合わせた。指揮官も「あとはもう、調整や。1週間なあ。おーん。(中)6日というか」と開幕カード2戦目、3月30日の巨人戦(東京ドーム)のマウンドに大竹を送り込むことを明言。昨季12勝2敗だった左腕が、G斬りでの開幕ダッシュを決める。
「もっと質のいいボールを投げられるように努力したい。確認した反省は帰ってから考えて、1週間過ごせたら」
整った体と、その頭脳をフル回転させて、サタデー耕太郎が出陣のときを迎える。(須藤佳裕)