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【星野伸之 緩急自在】阪神・ゲラは内容もボールの切れも上々 落ちる球欲しい

六回に登板した阪神・ハビー・ゲラ=甲子園球場(撮影・沢野貴信)

(オープン戦、阪神2ー5ヤクルト、9日、甲子園)オリックス、阪神で176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(58)が阪神守護神候補のゲラの投球に注目した。

オープン戦3度目の登板となったゲラは、内容もボールの切れも上がってきている。六回先頭の武岡から空振り三振を奪い、続く内山に遊ゴロを打たせたのはいずれもスライダーだったが、速く切れがあり曲がりどころもいいから打者は直球のタイミングで思わずバットが出てしまう。

3人目の打者・長岡から空振り三振を奪った球は156キロとこの時期としてはかなりの数字だ。開幕後も150キロ台後半を安定して投げられるだろうし、抜けてしまうような球もなく安定している。この日のような投球を続けられれば昨季セーブ王を獲得した岩崎との併用で、試合を締める役割も託せると見ている。

欲をいえば、直球とスライダーなど横の変化の他にもう1種類、縦に落ちる球がほしい。今は好調のスライダーも、登板を重ねると打者に対応されて苦しくなる。そこに落ちる球が一つあれば、シーズンを通して活躍できる可能性が広がる。

昨季まで在籍したカイル・ケラー(現巨人)は来日当初の直球とカーブ主体の投球では思うように結果が出なかったが、日本でフォークを習得して成績を上げた。同じようにゲラも日本でもう一つ武器を身に着けられれば、勝ちパターンのリリーフとして楽しみな存在になる。(本紙専属評論家)

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