WBAバンタム級タイトルマッチで初防衛した井上拓真(右)を祝福する兄の尚弥=両国国技館 ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われ、世界ボクシング協会(WBA)バンタム級タイトルマッチでは28歳の王者、井上拓真(大橋)が同級9位のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に9回44秒KO勝ちし、初防衛に成功した。井上拓は19勝(5KO)1敗、アンカハスは34勝(23KO)4敗2分け。
弟のセコンドについたスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚は「感動した。素晴らしい試合だった」とほっとした様子だった。会心のKO勝利に「強気のボクシングだった。攻撃は最大の防御という言葉があるが、そういう試合」と手放しでたたえた。
自身と比較されることが多い弟を気遣い「赤の他人なら比べられない。拓真は拓真のボクシングをすればいい。一皮むけて(周囲の)評価が変わってくれたら」とほほえんだ。
◆井上拓の父、真吾トレーナーの話 「試合内容はすごくよかった。自分は教える立場なので課題も見つかったが、いい面もしっかり見られた」
◆大橋秀行・大橋ジム会長の話 「今日は兄貴(尚弥)をこえたなという感じ。壁をこえて、新しい井上拓真が誕生した」