阪神・野口恭佑■佐藤輝へのカンフル剤か
もし、岡田監督の大絶賛が本当に結果に結び付くならば、阪神の戦力層はさらにボリュームアップしますね。今季の虎投はリーグナンバーワンの防御率2・66でした。先発陣は村上、伊藤将が10勝、大竹が12勝、才木、西勇、青柳が8勝、西純が5勝です。ここに「井川より上」という門別や、ドラフト1位の即戦力右腕、下村海翔投手(21)=青学大=らが割り込んでくると、競争はさらに激化。場合によっては西勇や西純、青柳らが先発ローテからはみ出してしまうケースもある?
また、野口の長打力を評価した指揮官は、外野手のルーキーに三塁の練習を命じています。何かと攻守に注文を付けることの多い、佐藤輝に対する刺激策なのか。それとも腹の中では三塁手か、もしくは左翼手を狙わせるつもりなのか…。ともかく来季の1軍戦力としてマジで期待しているのは明らかでしょう。
■阪急・上田監督の「ええで節」彷彿
阪神の今季のチーム打率は2割4分7厘でリーグ2位。リーグ最多の494四球を奪い、555得点はリーグ最多でした。しぶとく四球を奪い、つなぎの攻撃で得点を重ねてましたが、チーム本塁打数は84でリーグ5位。もし、野口のバットが1軍戦力に加われば、唯一の弱点である長打力不足が補えます。ということはさらにチーム得点が向上する!?
今季、18年ぶりにリーグ優勝を果たし、38年ぶりの日本一に輝いた戦力にプラスアルファがあるとなると、シーズン85勝(53敗5分け)はもっと伸び、90勝以上で球団初のリーグ連覇まで見えてくる。まさに夢のような時代の到来です。
その昔、阪急ブレーブス(現オリックス)の上田利治監督は自軍の選手を取り上げて「ええで、ええで」と次々に大絶賛。「上さんのええで節」と話題になりました。まさに令和の「岡ちゃんええで節」が本当であれば、来季も独走V確実となります。