【ニューヨーク11日(日本時間12日)=竹濱江利子通信員】プロ野球ソフトバンクから海外フリーエージェント(FA)権での米大リーグ移籍を目指す千賀滉大投手(29)がメッツと、5年総額7500万ドル(約102億7500万円)で契約合意したと球団公式サイトなどが報道。千賀との契約でメッツの今オフ補強費が4億6100万ドル(約630億4600万円)を超えるなど、米メディアがメッツの資金面に注目している。
今オフ、メッツは39歳ベテラン右腕バーランダーを2年総額8670万ドル(約118億7000万円)、通算89勝の先発キンタナを2年2600万ドル(約35億6000万円)で獲得。さらに、メ軍一筋のニモ外野手と8年総額1億6200万円(約221億2300万円)で残留合意に成功し、フィリーズからFAの救援デービッドソンと1年1000万ドル(約13億6500万円)で契約、先月には通算205セーブのディアスと救援では市場最高額となる5年1億200万ドル(約139億5000万円)で契約延長。チームは先発シャーザーとバーランダーのサイ・ヤングコンビを筆頭に、野手も球宴4度選出のリンドア、ホームランダービー2度制覇の主砲アロンソ、通算142本塁打のマルテとメジャーでもトップのメンバーをそろえ頂点を狙っている。
さらに来季の総年俸はおよそ3億4500万ドル(約471億8200万年)を見込んでおり、すでに課徴金(ぜいたく税)が一番高くなる2億9300万ドルを大きく超過。地元紙ニューズデーによると、ぜいたく税はおよそ8000万ドル(約109億4000万円)になり、税金だけでアスレチックス、オリオールズ、パイレーツなど6球団それぞれの総年俸を超えるという。
ニューヨーク・タイムズ紙でも「メジャー30球団で最も資金力があるコーエンオーナーは税金が理由で予算を制限することはないと言っていたが、今オフそれを証明した」とし、今後の動きについては「まだ野手の補強は終わっていない、まだメッツはお金を使うかもしれない」と今後は野手に切り替え、補強を続ける可能性を示唆した。