30日に閉幕した「樋口久子 三菱電機レディス」で、畑岡奈紗(23)=アビームコンサルティング=が、約2年ぶりに日本ツアーに参戦。通算5オーバーの47位と結果は振るわなかったが、久しぶりの母国のファンの前でのプレーに、最後は笑顔だった。「思い出の地なので、もっといいプレーをしたかった。もっと練習して強い選手になって、また帰ってきたい」と、リベンジを誓った。
今季からコーチについてもらっている黒宮幹仁氏にキャディーをお願いして挑んだ。初日は71で回り25位発進。第2日の18番(パー5)では、6メートルを沈めてバーディーで締めるなど、随所で技を光らせた。
2015年のこの大会でツアー初出場。初日にいきなり68を出して首位発進と、鮮烈なデビューを果たした。翌16年に「日本女子オープン」を史上初めてアマチュアで制し、17年からは米ツアーに主戦場を移した。
米ツアーで6勝。その間に、日本ツアーでは男女とも畑岡よりも下の世代の選手が飛躍した。特に最近では女子で19歳の川崎春花が2勝し、男子では21歳の蟬川泰果が史上初のアマ2勝。アマ時代に圧倒的な実力を示した畑岡から見ても、その活躍は衝撃だ。「どんどん下の選手が出てきているのはうれしいこと。若干の焦りもあるので、私も頑張らないと」。日本のエースとして、より一層身を引き締める。
今季米ツアーは3日開幕の「TOTOジャパンクラシック」(滋賀・瀬田GC)と、17日開幕の最終戦「CMEツアー選手権」(米フロリダ州)を残すのみ。「最終戦は昨年2位。4日間通していいプレーをして、優勝できるように頑張りたい」と力強く宣言。最後の最後まで戦い抜く。(高橋朝香)