五回、ウィルカーソンのスクイズで生還する糸井(撮影・宮沢宗士郎) (セ・リーグ、DeNA1ー8阪神、7回戦、DeNA4勝3敗、15日、横浜)体を左方向に倒しながら本塁へ突入するも、タイミングはアウト-。それでも何とかするのが百戦錬磨の阪神・糸井だ。左腕を引っこめながら滑り込むと、戸柱のミットが空振りする間に左手を伸ばしてホームベースへタッチ! 超人が大きく手を横に広げ、審判もセーフのジャッジ。スピード感あふれるプレーで1点をもぎとった。
「いやもう、〝神走塁〟です(笑)。キャンプで、ああいう練習もしていたので、いいスライディングができました」
5-1の五回1死一、三塁でウィルカーソンがプッシュ気味のバントを一塁側へ転がした。セーフティースクイズ。捕球したソトはすかさず本塁へ投げたが、三走・糸井のスピードと勝負勘が勝った。沖縄・宜野座での今春キャンプは若手とともにフルメニューを消化。ここぞの場面でいきた。
ぎっくり腰でスタメンを外れる試合もあったが、3試合連続安打、11試合連続出塁中と存在感を発揮している。矢野監督は「万全ではない。その中で精いっぱいやってくれている。四球を選んだり、つなげたり、ヨシオ(糸井)らしさが出てる」と目を細めた。
「僕も必死でやるだけだと思うので」と糸井は力を込めた。40歳が体に鞭を打ち、虎を引っ張る。