選手と接する機会は減ったが、選手に思いは伝わっていた。地元大分開催とあって、100人を超える部員全員を遠征に帯同させると…。全選手が丸刈り姿で登場した。指揮官は「『監督に地元で絶対に恥をかかせられない。なんとか団結して勝ち点を取るんだ』という意気込みをすごく感じました」とうれしそうに振り返った。
27日の日大戦で亜大・田中幹也が先制本塁打を放ち、祝福するナイン。チーム一丸で春季リーグを戦ったチームは大分で駒大に2勝1敗。勝ち点1をつかんで勢いに乗ると、一度も勝ち点を落とすことなく、青学大との最終カードを残して優勝を決めた。「できる範囲で努力したことで、野球の神様がご褒美をくれたのかな。今回こういう形で優勝できて、学生には心からお礼を言いたい」。優勝会見では感謝の思いが込み上げた。
春季リーグ戦で頂点に立ち、6月の全日本大学選手権(神宮、東京ドーム)の出場が決定。亜大は2002年以来20年ぶりの大学日本一を狙う。地元大分から始まった特別なストーリーは、まだまだ続きそうだ。