佐藤輝は打撃フォームについて試行錯誤している段階だとは思うが、捕手の立場から言わせてもらえば、やや〝危険性〟もはらんでいると思う。
2年目を迎える佐藤輝のポイントは一年間戦う上での体力と、攻められ方の研究に尽きる。昨季は59打席連続無安打など苦しんだとはいえ、チームトップの24本塁打を放っている。いいものを残したにも関わらず、大きく変える必要はない。自信をもってやるべきだし、本人の中で迷ってしまうと厳しさを増す攻め方に対応できなくなる。
今、最もやるべきことは内角高めのボール球への見極めだ。球に力がない投手相手だとスタンドインさせることができるが、キレのある投手になると空振りするという傾向を改善すること。キャンプ中は優秀なスコアラー陣から傾向を学べるチャンスでもある。待っていてもデータは降ってこない。自分から積極的に聞きにいくべきだろう。
体力面については5月頃、走り込みや打ち込みなどの〝ミニキャンプ〟で鍛え直すことで補えるはず。だからこそ、今はフォームではなく、頭の整理を大事にしてほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)