熱心に野球少年へアドバイスを送る岩崎(中央)=静岡・草薙球場(撮影・新里公章) 阪神・岩崎優投手(30)が29日、静岡・静岡市の草薙球場で行われた「プロ野球静岡県人会2021」に出席。トークショーではプロ1年目の今季は1軍登板のなかった佐藤蓮投手(23)を来季の守護神に〝指名〟し、ハッパをかけた。リハビリ中の高橋遥人投手(26)の復活にも期待し、静岡県人会リレーで来季の阪神に白星をもたらすことを誓った。
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同じ静岡県出身の後輩だからこそ、猛烈なハッパをかけて高みへと引き上げる。岩崎が静岡県人会のトークショーで、佐藤蓮を来季のクローザーに〝指名〟。司会者から抑え候補を問われると、目配せしてうなずいた。
「いいと思います、そうなってくれたら。でも、出るだけでは困る。しっかり活躍しないと意味がありませんので。3人で活躍できたらいいですね」
岩崎(右から2人目)はトークショーで東京五輪の金メダルを披露。右はオリックス・増井。左から佐藤蓮、高橋静岡県内の野球少年33人を指導し、トークショーでは東京五輪の野球で獲得した金メダルもサプライズ披露した。そして及んだ来季の話題。2年間、守護神を務めたスアレスはパドレスへ移籍。クローザーは岩崎が務める? と問われるとスッと視線を今季、1軍出場がなかった後輩に向けた。そしてジッと熱い視線―。意を酌んだ司会者も参加者たちも、思わず盛り上がる。突然のムチャぶり⁉ だったが、MAX155キロを誇る佐藤蓮は「やるしかないと思います! もちろん抑えです」と断言した。
今オフ、ポスト・スアレスとしてケラー(前パドレス)を獲得。だが、絶対的守護神の穴を埋めるには、生え抜きが助っ投を押しのけるくらいの活躍をしなければいけない。佐藤蓮にそのポテンシャルがあると見るからこそ、振った。今季、2軍では主に中継ぎとして16試合に登板し、3勝1敗、防御率5・71。上武大時代に右肘を手術してリハビリに時間を要したため、素質開花はこれからの大器だ。先輩の思いに応えて、佐藤蓮も「チャンスということでもある。1枠空いた。そこに割って入れるように頑張りたい」と鼻息を荒くした。
岩崎はさらに「来年は高橋遥人が1年間通して投げるので、優勝します!」と宣言。現在は左肘手術でリハビリ中の左腕の尻もたたいた。高橋→岩崎→佐藤蓮の静岡県人リレーを、来季は実現させる。3人でチームの勝利に何度も貢献し、勝率5厘差で逃したリーグ優勝をつかみにいく。(新里公章)
◆静岡県人会に参加した阪神・高橋 「(1年を通した活躍は)毎年思っていることなので、しっかり頑張りたい。岩崎さんに(佐藤蓮と)2人で食らいついていきたい」
佐藤 蓮(さとう・れん) 1998(平成10)年4月11日生まれ、23歳。静岡県出身。小4で長伏ヴィーナスで野球を始める。捕手だったが、中2で投手に転向。飛龍高では2年夏に140キロをマークするも3年夏は野手に専念。甲子園出場なし。上武大1年時に右肘の手術を受け、4年秋にリーグ戦デビュー。2021年D3位で阪神入団。今季は1軍公式戦登板はなく、2軍で16試合に登板し、3勝1敗、防御率5・71。右投げ右打ち。188センチ、101キロ。来季年俸940万円。背番号「30」