【カールズバッド(米カリフォルニア州)9日(日本時間10日)=山田結軌、丹羽美佳子通信員、竹濱江利子通信員】米大リーグの球団幹部や代理人らが集まるゼネラルマネジャー(GM)会議が開幕し、初日はア・リーグのGMが記者会見に応じた。ポスティングシステムを利用するか未定ながら、広島・鈴木誠也外野手(27)への注目が早くも急上昇。複数球団の幹部が、その名前に言及した。
■マリナーズ「素晴らしい選手」、ヤンキース「もちろん知っている」■ 「SEIYA SUZUKI」の名前は、既にメジャーの球団幹部に浸透していた。GM会議初日。10日時点で広島は、鈴木誠のポスティングシステム利用を容認するか否か、方針を明確にしていない。しかし、オフの移籍マーケットに出るかどうか決まっていないにもかかわらず、外野の補強選手として知名度、人気が上昇していることをうかがわせた。
まず、その名前を口にしたのがマリナーズのディポトGMだ。「セイヤは素晴らしい選手だと思う。映像でも、もちろん実際のプレーも見てきた」と説明した。
さらに、今季まで所属した菊池がFAとなったことを受けて「日本選手不在で(来季の)シーズンを開幕することはないだろう」と〝ラブコール〟とも取れる注目発言。マ軍には佐々木主浩、イチロー、岩隈久志ら常に日本選手が在籍しており「チームにはこれまで何年も素晴らしい日本人選手がいた。同様にファンとのつながりもあることを心に留めておきたい」と日本との結びつきを強調した。
ヤンキースのキャッシュマンGMも鈴木誠を認識。「中堅手を探している」とし、「日本にいい外野手がいる」と話題を振られると「スズキのことか? もちろん知っている。ただ、右翼手だろ? 確かに中堅もできると(スカウトらが)言っていた。詳しく見てみる必要がある」と興味津々。ア・リーグ東地区を2連覇したレイズのニーアンダーGMは「素晴らしい選手と確信している」と高く評価した。
日に日に熱さを増す鈴木誠への視線。ポスティング申請に踏み切るのか、今後の展開に米球界が注目している。
★米メディアも注目 ◆…米メディアでも鈴木誠に関する報道が目立ってきた。移籍情報サイト「トレード・ルーモアズ」は「球団幹部らはレンジャーズが候補だとみているようだ。契約の予想は5年5500万ドル(約62億2000万円)」と報じた。ボストンのラジオ局WEEI(電子版)は「レッドソックスは鈴木誠也に興味を示している」とし、シアトル・タイムズ紙(電子版)は「マリナーズは本気で鈴木に興味を持っている」と伝えた。