鈴木は最速152キロの直球に多彩な変化球を駆使して試合を作るタイプだ 桐敷も左腕。こちらはMAX150キロの直球を軸に三振を奪うタイプ阪神は「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で2位に鈴木勇斗投手(21)=創価大、3位に桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=と即戦力左腕を2人指名。1位の森木大智投手(18)=高知高=を含めて、投手王国をさらに強化する指名となった。
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憧れの阪神からドラフト2位で指名された鈴木は、八王子市内の母校で喜びをかみしめた。
「すごく雰囲気がよくて、ファンの応援が熱いイメージがあって。甲子園という素晴らしい球場で野球ができるのは、すごく幸せに思います」
創価大入学後、メキメキと頭角を現した左腕は恥ずかしそうに〝次の夢〟を語った。大好きなアイドルグループ、乃木坂46を甲子園の始球式に呼ぶことだ。
佐藤輝が同じくアイドルグループ・ももいろクローバーZの大ファンであることは有名だが「高校のときから好き。元乃木坂の大園桃子さんは同じ鹿児島出身で、握手会に行ったことがあります」。プロに入れば、本拠地のマウンドに上がるときに登場曲が流される。もちろん「(乃木坂に)する予定です。したいです」。佐藤輝の推しメンの高城れには甲子園で始球式を行ったが「(自分も)縁があったらじゃないですけど」と期待は高まるばかりだ。
そんな鈴木のセールスポイントは、最速152キロの直球と抜群のスタミナ。飛躍のきっかけは大学3年時だった。米大リーグで3度のサイ・ヤング賞に輝いたカーショー(ドジャース)の動画をみて「直感で真似しようと思いました。二段モーションにすることでリズムが生まれて、最高148キロだったのが152キロになって」と明かした。
鈴木は2位指名され、球団旗を掲げて喜ぶ(撮影・松永渉平)桐敷はボールを手にポーズを決める(撮影・岡田浩人)尊敬する投手は同じ左腕で、来季から同僚となる高橋だ。「真っすぐも変化球も低めに集めることができて、強い真っすぐを低めに投げられる」とホレボレ。同じ九州生まれで同学年の村上(ヤクルト)との対戦を希望し「どこまで真っすぐが通用するか試してみたい」とも意気込んだ。
目標は新人王で、今季のルーキー左腕・伊藤将(現在8勝)の成績を上回ることを誓った。
「たくさん勝って、2桁勝利を目指して頑張って、最終的にはメジャーで活躍できる投手になりたいです」
夢は大きく。虎の先発ローテで結果を残し、乃木坂46を甲子園に呼ぶ。(三木建次)
■鈴木 勇斗(すずき・ゆうと) 2000(平成12)年3月17日生まれ、21歳。鹿児島県出身。鹿屋中央高3年夏は準決勝で鹿児島高相手に延長戦の末、サヨナラ負け。創価大3年秋は4勝を挙げてチームをリーグ優勝に導き、MVP、最優秀投手賞などを獲得。最速152キロ。球種はスライダー、カーブ、チェンジアップ。174センチ、83キロ。左投げ左打ち。