◆勝負強い代打に期待
福留が球団から期待されていることのひとつが、ここ一番で勝負強さを示す代打。阪神に所属した昨季は28打席に立ち、7四球と集中力を発揮した一方、打率・105(19打数2安打)と慣れない役目に苦しんだ。「できなかった部分はいろんなことを考えながら(やる)。今年は対処の仕方を考えて、描きながらやろうと思っています」と経験を糧にし、任された出番で全力を尽くす。
◆休日の過ごし方「DVDを見たりしていますね
福留は例年のキャンプ休日の過ごし方を「ゴルフをしたり、フラフラ(散歩)したりしていますね」と話すが、今年はコロナ禍で外出禁止。宿舎では「名古屋から送ってもらったDVDを見たりしていますね」と明かした。ジャンルには映画だけでなく「吉本所属なので」とお笑い番組も含まれており、異例のインドア生活を楽しんでいる。
■取材後記
2000年ごろからプロ野球に興味を持ち始めた記者にとって「中日・福留孝介」はスター中のスター。大リーグ時代も、関西で育ったがゆえによく目にしていたタテジマ姿の時も、そのイメージはずっと変わることがなかった。
中日担当2年目で巡ってきた、見上げるしかないレジェンドへの単独インタビューは、決定したときから緊張しっぱなし。だが、迎えたそのときは最初から最後まで、目線を合わせるように一つ一つの質問に丁寧に答えてくださり、感謝するばかりだ。
古巣復帰会見で昨季の成績が振るわなかった理由を問われた際、力不足を一因に挙げ「もっともっと練習してうまくならないといけない」と語ったのが印象的。年齢を言いわけにも気にもせず、後輩選手からもさまざまなことを吸収しようという貪欲な姿勢を、話や練習する姿で示してきた。「中日・福留孝介」として再び動き出す大スターの野球人生は、まだまだ輝くと信じている。(須藤佳裕)