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【小早川毅彦のベースボールカルテ】気になる筒香の体重管理、負担大の米グラウンド…疲労蓄積が心配

 例年なら米大リーグのキャンプ取材で渡米する時期だが、今年は断念した。米国でも新型コロナウイルスによる死者が増えている。自分が感染しなくても、帰国できない事態になると、仕事に支障をきたすからだ。

 現地からの報道では、日本選手の順調な調整ぶりが伝わってくる。メジャー1年目の筒香(DeNA→レイズ)はすでにオープン戦で本塁打を放ち、三塁守備の評判も上々。結果は出ないより出た方がいいが、体が絞れていないように見えるのが気になる。

 メジャーには筒香クラスの体格(185センチ、98キロ)の選手がゴロゴロいる。街中にも大柄な人が多いので、日本にいたときよりは自身の体形が気にならないかもしれない。だからこそ、体重の管理に気をつけてほしい。

 米国のグラウンドは人工芝と変わらないくらい硬く、下半身への負担が大きい。メジャーでは新人の筒香は全力でアピールを続けていかなければならず、疲れがたまったときが心配だ。


 右肘手術のリハビリが明ける3年目の大谷(エンゼルス)は、まず野手での開幕に向けて打席で右足を上げたり、すり足にしたりと試行錯誤している。迷っているのではなく、さらに上のレベルを目指しているからで、いいことだと思う。

 前半戦に投手として復帰すれば、打席に立つ数は野手に専念した昨季より減る。投手として4勝を挙げ、野手として22本塁打をマークした1年目のような目で見てあげたい。とはいえ、力が通用することは最初のシーズンで証明されている。少ない登板、打席の中で、驚くような成績を残してくれるかもしれない。

 野手は秋山(西武→レッズ)も加わり、楽しみが増えた。一方、昨オフに発覚したアストロズのサイン盗み問題が尾を引きそうで、胸騒ぎがしている。米大リーグ機構は不正行為があった2017年当時のゼネラルマネジャーと監督に処分を科したが、レッドソックスも疑惑を持たれ、他球団の選手はすっきりしないまま開幕を迎える。

 両チームはことあるごとにサイン盗みを持ち出され、選手たちは嫌がらせや侮辱行為を受けるのではないだろうか。こればかりは杞憂(きゆう)に終わってほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)

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