プロ転向を表明した松本圭佑(右)と父の松本好二トレーナー ボクシングの大橋ジムは20日、横浜市の同ジムで会見を開き、2018年全日本選手権バンタム級準優勝など数々のアマチュア実績を持つ松本圭佑(20)が同ジムからプロデビューすると発表した。
昨年末に2年で東農大を中退した松本は「小さいころから憧れていたプロの舞台にやっと立てるとワクワクしている。2024年パリ五輪を目指すという選択肢はなかった」と話した。
20年東京五輪を目指していたが、昨年9月の全日本選手権関東予選2回戦で判定負け。東京五輪出場の可能性が消滅した。調整ミスで脱水症状を起こし、試合後に救急車で病院へ運ばれたという。
父は同ジムでチーフトレーナーを務める元東洋太平洋フェザー級王者の松本好二氏(50)。松本は幼稚園児のころから同ジムを週1回は訪れていた。本格的にボクシングを始めた小3からは同ジムで毎日練習を積んだ。同ジムの大橋秀行会長(54)は「とっても不思議な気持ち。私も年をとったな」と報道陣を笑わせたが「センスは小さいときからあった。負けた次の日も文句を言わずに練習をする。精神的な強さはこの年代ではずば抜けている」と褒めた。
大学を卒業してからプロへ転向するか悩んだが、昨年9月頃にWBA、IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(26)=大橋=に相談したところ「早く(プロ転向)したほうがいい」とアドバイスを受けた。さらに、同年11月の井上のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ・バンタム級決勝の激闘を観戦し、大学を中退してプロへ転向することを決めた。
3月11日にプロテストを受け、5月28日に東京・後楽園ホールでスーパーバンタム級6回戦でデビュー予定。フジテレビ系で放送されている、若者を応援するドキュメンタリー番組の『ミライ☆モンスター』に最多の9回出演し、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』にも「スーパー高校生スペシャル」の回で出演した松本は「父親を超えて世界王者になりたい。ラスベガスや東京ドームで試合がしたい」と目標を語った。