引きあげる巨人・原監督=ヤフオクドーム(撮影・荒木孝雄) SMBC日本シリーズ第1戦(ソフトバンク7-2巨人、ソフトバンク1勝、19日、ヤフオクD)プロ野球最高峰の舞台で、エース対決。日本シリーズの第1戦としては、あるべき姿の戦いで、千賀が勝ち、山口は負けた。端的にいうと、それが結論だよ。
千賀の勝因は、1番・亀井を抑えて、主軸と分断したこと。なおかつ、坂本勇、丸、岡本と、4番までノーヒットに封じたこと。そこに焦点を当て、集中し、戦略的に成功した。さすがエースだね。
山口がグラシアルに浴びた2ランは、内角への速球。やや遠慮したのか、甘く入った。六回の失点は、慎重になり過ぎて、走者をためて、カウントを悪くした。開き直りや大胆さが、欲しかった。何より、相手より1点でも少なく抑えて、1イニングでも長く投げないと。山口の力負けと、いわざるをえないよ。
まあ、それを含めて、第1戦を総括すると、クライマックスシリーズの戦いぶりが、そのまま出たということ。公式戦で貯金18で優勝した西武を、4連勝と蹴散らしたソフトバンク。貯金わずか1の阪神相手に、3勝1敗だった巨人。日本シリーズに至るまでのチーム状態と勢いが、違ったね。
もっとも、まだ1試合。巨人も九回、リリーフエースの森に、少しは抵抗した。そこを第2戦以降に、どうつなげていくか、注目しよう。 (サンケイスポーツ専属評論家)