ニトリレディス第3日(31日、北海道・小樽CC=6650ヤード、パー72)4位から出た海外メジャー「AIG全英女子オープン」覇者の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は71で回り、通算6アンダーで首位に2打差の4位と好位置をキープ。国内ツアーでの連続オーバーパーなしラウンドを「27」に伸ばし、ツアー記録に王手をかけた。18歳のアマチュア、安田祐香(大手前大1年)が1打差の3位。鈴木愛(25)=セールスフォース=とアン・ソンジュ(32)=韓国=が通算8アンダーで首位に並んだ。
ほんのちょっとだけ笑顔が戻った。雷雲接近のため午後0時25分にプレーが中断。再開するまでの2時間15分の間に、渋野が元気を取り戻した。15番(パー4)。仕切り直しの1・5メートルのバーディーパットを沈めるとシブコスマイルが輝いた。
「中断したときは『ここでか!』と思ったけど、逆によかったかもしれない。中断中は眠たかったので寝転がっていました。結構、元気になりました」
中断中には横殴りの雨も降ってきた。まさに恵みの雨。ただ、波に乗れない。17番(パー3)では、この日精彩を欠いたアプローチのミスでボギーを打った。急性副鼻腔炎などによる体調不良の影響で元気タイマーは3分ほどで点滅を開始。全英からの帰国後に引いた風邪がぶり返したのか、鼻水、のどの痛みにも悩まされた。
「鼻声になっちゃって…。体の疲れというよりもメンタルですね」
この日のボギーは4個。連続オーバーパーなしラウンドが始まった6月の「ニチレイレディス」初日以降では「meijiカップ」最終日(3ボギー、1ダブルボギー)に並ぶ最多となった。それでもスコアを1つ伸ばし、首位のアン・ソンジュらに2打差。最終日に、そのアンに並ぶ28ラウンド連続オーバーパーなしのツアー記録と、逆転Vでの生涯&年間賞金1億円突破に挑む(現在はともに8479万4570円)。
「今、頭にあるのはアンダー(パー)を出せば記録に並ぶということ。そこが大事だと思っている」
所属先のRSK山陽放送では、1日午後3時半から「世界のしぶこスマイル 密着!全英優勝の舞台裏」と題した特番をローカル枠で放送する。番組終了後にはテレビ東京系で、最終日の模様が放送される。岡山県人にとってはシブコ尽くしの日曜日。もうひと頑張りだ。 (臼杵孝志)
「最近は決勝ラウンドでスコアを伸ばせていない。優勝争いをしているときは特に…。伸ばさないと勝てないので、明日はセカンドショットが大事になる」
「1年ぶりに旦那さんがキャディーだけど、誕生日に2人で頑張るのもいいかな」