聖地で鋭いスイング。清宮は四回、甲子園球場でのプロ初適時打を放った (撮影・宮沢宗士郎)
試合前練習、日本ハム・吉田=甲子園球場(撮影・林俊志)
4回、先制適時打を放つ日本ハム・清宮=甲子園球場(撮影・河田一成)
先発の日本ハム・金子=阪神甲子園球場(撮影・岩川晋也) ギャラリーページで見る (セ・パ交流戦、阪神5-10日本ハム、2回戦、日本ハム2勝、8日、甲子園)日本ハム・清宮幸太郎内野手(20)が、阪神2回戦で四回に甲子園球場でのプロ初適時打を放った。甲子園凱旋(がいせん)となった前日7日の試合に続いて先制点をもたらし、七回にはプロ2年目で自身初の押し出し死球も受けて計2打点。10-5での勝利、3連勝に貢献し、チームはパ・リーグ首位のソフトバンクとの0.5ゲーム差を維持し、2位を守った。
聖地で、連日にわたって存在感を見せた。清宮が、プロ入り後初めて甲子園球場で適時打を放ち、チームに先制点をもたらした。
「僕の前でチャンスをつくってくれる。何とか(走者を)かえそうと思った。悪い当たりがヒットになることもある」
四回1死一、三塁。岩田の内角球に詰まりながらも、しぶとく右前に運んだ。4-0で迎えた七回2死満塁では139キロのシュートを右腕に受け、自身プロ初の押し出し死球で2打点目。当たった場所をさすりながら、貴重な追加点に笑みを浮かべた。
前日には早実高3年春の選抜大会以来、2年ぶりとなる甲子園での試合に臨み、プロ初安打と犠飛で初打点をマークした。この日は3打数1安打2打点。高校1年の夏に2本塁打を記録した舞台で2日連続の活躍を見せた。
幼少時は父・克幸さんの影響で阪神ファンだった。前監督を務めた金本知憲氏に憧れ、打撃フォームをまねしたこともある。プロ野球歴代7位の2539安打、同10位の476本塁打を放った同じ左打者の「鉄人」に続けとばかりに、虎の本拠地で輝いた。
7日に1軍初合流を果たしたD1位・吉田輝(金足農高)のよき兄貴分でもある。昨夏の甲子園を沸かせた期待の右腕に「早く1軍で投げるところを見たい。活躍してほしい」と期待し、1軍の練習の流れなどを親切に教えている。
次に期待されるのが甲子園でのプロ初アーチ。清宮は「打ちたい気持ちはあるけど、勝つのが優先」と小さく笑った。 (山口泰弘)