ロイヤルズ4-5エンゼルス(13日=日本時間14日、カンザスシティー)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(23)が敵地でのロイヤルズ戦に「7番・DH」で先発し、4打数2安打1得点。打者でのスタメン7試合連続安打&3度目のマルチ安打で、5-4で逆転勝ちしたチームの6連勝に貢献した。大谷は15日(日本時間16日午前3時15分開始予定)の同戦で、メジャー3度目の先発登板に臨む。
バシバシと、両手を頭上でたたいた。三塁ベンチの仲間にも右手を掲げた。1点を追う八回無死一塁。メジャー292試合の実績があるジャスティン・グリム投手(29)に、1ボール2ストライクと追い込まれた。「あまり大振りせず、なるべくコンパクトに」。大谷は低めに沈む136キロのカーブを鮮やかに中前に打ち返した。喜びと自身の打撃内容に納得したリアクションだった。
「つなぐか、つながないか、あそこはすごく重要な場面でした。下位(打線)から上位に向かっていく場面で、すごくいい安打だった」
その後、犠打で一死二、三塁。代打・バルブエナの中前適時打で同点とした。三進した大谷は、キンズラーの中飛でタッチアップ。「飛距離も出ていたし、十分に間に合うと思った」。5-4と勝ち越し点を挙げるホームに滑り込んだ。
二回一死の第1打席では、カウント2-2から内角148キロの直球を左翼線に落とし、メジャー初の二塁打。「あれが精いっぱい。スタンドまで運べるようなイメージは正直ない」。一、二塁間に内野手が3人並ぶ左打ちの引っ張りのパワーヒッター対策シフトの逆を突く、技ありの一打だった。
打者でスタメン出場した7試合連続安打で、3度目のマルチ安打。これまで「8番」だったが、初めて「7番」に入り、結果的に打線がつながった。ソーシア監督は「全体的な流れを考えてのこと。打順は関係なく、いつでも打ってくれてうれしいね」と振り返った。
「試合展開的にはアンラッキーな失点があった。そういう試合をひっくり返せるのはいい。チーム状態はすごくいい」と大谷。15試合を終え、12勝3敗は1979年以来の好調。開幕ダッシュを決めたエンゼルスは2014年以来、4年ぶりの地区優勝へ突き進む。