キャッチャーミットから威勢のいい音が響いた。初めて入った鳴尾浜のブルペンで、D2位・高橋遥が剛球31球を披露。受けた本田ブルペン捕手は、興奮気味に明かした。
「すごいボールを放っていた。わかっていても真っすぐで勝負できるようなピッチャー。ロッテの河本みたいでした。これからが楽しみですね」
ロッテの河本育之氏といえば「分かっていても打てない」といわれた最速149キロの直球で強打者をねじ伏せた左のリリーフ。ロッテ、巨人で通算95セーブをあげた河本ばりの剛球を次々と投げ、順調な調整ぶりを見せつけた。
前日14日の練習後にはブルペン入りについて「できるだけ早く入りたいです」と話していたが、最高気温13度と暖かかったこの日に敢行。視察に訪れた片岡ヘッドコーチや矢野2軍監督にいいアピールとなったはずだ。
「いいボールは数球しかなかったので、確率を上げていかないと」と自己評価は控えめだったが、本田ブルペン捕手は「本人が思っている以上にいいんじゃないかな」と目を細めた。
大学時代は通算5勝(7敗)。最速151キロを投げる素材を買われての上位指名だったが、初投げの評価は上々。即戦力としての期待も高まる。